フリーランス薬剤師って経験と実力がないとなれないのよね 経験のない私にはきっと無理だわ
そうなの!?薬局勤務経験はないけどフリーランス薬剤師になりたいからとりあえずやってみようオウ
筆者がフリーランスに転向したのは 薬剤師になって4年目のことです
実質の薬剤師経験は病院に3年弱だけでした
フリーランス薬剤師は 調剤薬局で使える即戦力・実力・経験がないとやっていけないと言われています
経験値のない筆者が フリーランス薬剤師になってみたらどうなったのか 経験談・感想を含めてお話したいと思います
- フリーランスになりたいけど、仕事があるのか不安
- 薬剤師歴は短いけど、フリーランスとして働きたい
- フリーランス薬剤師の現状を知りたい
結論
- お仕事獲得には薬剤師歴はあまり関係無い
- 認めてもらえると 何度もお仕事依頼がある
- 様々な薬局でお仕事することで それぞれの診療科の勉強できる
- 人脈を増やせる
- 時給が高い分 お仕事依頼が急になくなることがある
- 税金・お金の知識がつく
- 自分の最適仕事日数を知れる
- 仕事に拘束されない人生を送れるようになる
お仕事獲得には薬剤師歴はあまり関係ない
薬局と契約を交わす前に 薬局長と商談を行います
筆者はフリーランスになってから 10社くらいの薬局長と商談しました
そのほとんどで 薬剤師歴が長いことよりも 人柄を重視するとのことでした
長くても30分の商談中に人柄を見極めるなんて無理です
なので しっかり挨拶ができる とか 話し方 とか
誰でも気をつけられることがお仕事獲得に重要です
具体的に気を付けるためにはといえば
誠意を持って薬局長に接することに尽きると思っています
認めてもらえると 何度もお仕事依頼がある
単発案件を受けた薬局から
別の日に 勤務できないかと 依頼が来るようになることもあります
その薬局に貢献できていないと判断されれば 以後依頼が来ることはありません
筆者は ありがたいことに 単発・短期案件後によく依頼をいただきます
応募が多い案件でも 仕事を獲得できることが多いです
ここまで言うと そんなにデキる奴なのかと思われるかもしれませんが 筆者は
仕事できます!!!
というタイプでは 一切ありません
機転の効くタイプではないですし のんびりしていると言われがちです
すぐにいっぱいいっぱいになる 余裕なんてありません
学生時代のアルバイト時代も全然仕事ができないと言われていましたし
ミスが多いことや 仕事後に自分の頭の回転の悪さに落ち込むことがよくあります
お分かりいただけるでしょう 仕事ができない類です
そのことを自分で理解しているので
- 患者さんとスタッフに誠実に接して 迷惑をかけない
- 薬局の経営に貢献したい
この2点だけを常に考えながらお仕事しています
どんな時も誠実に接することは 誰でもできることです
様々な薬局でお仕事することで それぞれの診療科の勉強ができる
初めて経験する診療科に行くこともあるので
その際は前もってどんな薬が出るのかなど 訊いて できるだけ準備していきます
全てを準備しておくことはできないので 知らない処方や薬に出会った時は
その都度調べたり そこの薬剤師さんに教えてもらいます
患者さんをお待たせしない為にも わからないことはさっさと訊いて解決しています
フリーランスになってからの約1年で経験診療科を広げることができました
(広く浅くの知識にはなってしまいますが)
人脈を増やせる
単発案件では 連絡先の交換とまでは行かないにしても
1日一緒に仕事をすると顔見知りになるので どこかで共通の知り合いの薬剤師と会うこともよくあることです
都内でも薬剤師業界は狭いものなのかもしれません
筆者は 短期案件の薬局で知り合った薬剤師さんに別の仕事を紹介してもらうこともありました
コミュニケーション上手な方なら よりメリットを感じられると思います
時給が高い分 お仕事依頼が急になくなることがある
時給が高いので 経営者からすると 困った存在になりやすいです
不定期勤務の契約を長期で結ぶこともありますが
より安く雇える薬剤師を見つけたら お仕事は激減することがあります
決まっていたお仕事も 急にキャンセルされるなんてこともありました
さすがにこのような対応する薬局での契約継続は難しくなりますが笑
そのようなことも 普通にあることを充分に理解した上で 契約は結ぶ必要があります
税金・お金の知識がつく
確定申告して 自分で税金や保険料を納めたりしなければならないので
自然とお金の知識はついてきます
フリーランス薬剤師として開業すると青色申告ができるので、節税効果もバッチリです
サラリーマンを続けるにしても このような知識はリタイア後にも有益な知識です
自分の最適仕事日数を知れる
単発案件を複数受けたり 短期案件を続けたり
毎週お仕事の日数は変わってきます
週に2回しか働かないとこんな感じか。週6で働くとこのくらいの疲れが出るのか。
こんな生活スタイルになるのか。
など、しっかり体感して比較できます
完全に疲れ切ってしまったのなら好きなだけ休むこともできます
筆者は 約1年繰り返して 心も体も健康でいられる大体の日数やお仕事の受け方がわかってきました
仕事に拘束されない人生を送れるようになる
病院勤務をしていた頃は 仕事が中心の生活になっていました
体力もあまりないので 休みの日まで 次の仕事に備えて過ごすような日々でした
退職しない限り こんな生活が何十年も続くのかと思うと 絶望感を感じることもありました
社会に出て働くというのは 人間関係や通勤など多くの付属事項があります
筆者は 心も体もさほど強い方ではないのに無理して頑張るので 毎日すごく疲れていました
フリーランスになって 毎日仕事をしなくなった分 収入は減りましたが
人生の拘束感は全くなくなりました
仕事が一切なくなる不安もありますが その時はこの薬剤師免許でなんとかなる
と思っているので
楽な気持ちで過ごせるようになっています
誠実な気持ちがあれば 若手でもフリーランス転向はおすすめできます
以上 参考になれば嬉しいです!
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