最近話題のフリーランス、薬剤師としての働き方ってどんな感じなんだろう??
働き方は基本派遣と同じ。大きな違いは収入や税金などお金に関してのことと、福利厚生の有無とかな
お金の話とか難しいことはわからないから、とりあえず何をするのか知りたい!!
なるだけ難しい言葉は使わずにお話するよ
筆者はフリーランス薬剤師になってもうすぐ1年が経とうとしています
この働き方が自分にすごく合っている この働き方に出会えてよかったと思う日々です
フリーランス薬剤師とは??
フリーランス薬剤師は
どこかの薬局や病院に所属しません
つまり、社員やパートにはならないということです
主に薬局からお仕事依頼を受けて 薬剤師業務をします
この依頼を受けることが 業務委託契約を結ぶということです
業務内容
お仕事内容は その薬局に勤めている薬剤師とほとんど変わりません
投薬はもちろん 調剤 監査 予製作りなど一般的な薬剤師業務をするだけです
薬局側から指示があるので それに従って仕事をします
契約期間や内容によっては 在宅をしたり薬の発注をしたりなんてこともあると思います
会議や朝礼への出席 掃除などを頼まれたことはありません
そして契約時に勤務時間をはっきり決めている薬局では 時間になると 帰ってください!と言われます
特に問題なければ 即帰れます
お金に関して
基本的に時給制での契約です
派遣会社を通さない分 時給は高くなりやすいです
薬局と薬剤師を繋いでくれる会社もあり そちらでは時給3000円以上の案件を紹介してもらえます
その収入は 自ら薬局に請求して得る報酬で 事業所得(開業届を出している場合)となります
お給料(給与所得)ではありません
事業所得と給与所得の違い
どちらも振り込まれるお金という点では変わりありません
お給料明細を見ると 社会保険料や住民税などいろいろなものが引かれていますよね?
事業所得となると 一切引かれるものはなく働いた分だけしっかり振り込まれます
つまり同じ時間だけ働いても事業所得の方が額は大きくなります
しかし保険料や税金は支払わなければなりません
後から 確定申告をして自分で税金を納めることになります
どうせ収めなければならない税金ですので
給与所得の方がはっきり言って楽です
税金のこと
事業所得だと 確定申告しなければならないことが面倒になりがちですが 大きなメリットがあります
それは 仕事に関する出費は全て経費として処理できることです
薬剤師には勉強が必要ですよね?
その際の書籍代はもちろん勉強や情報収集に必須な通信費も経費にできます
税金は 収入から経費を差し引いた額にかかるので その分税金を安くすることができます
面倒な分 メリットも大きいのです
派遣薬剤師との違いは??
業務内容
業務に関しては 基本的に派遣と全く一緒と言えます
お金のこと
大きな違いは 派遣は会社員であるということ
そのため 収入・税金・保険・福利厚生に関しても違ってきます
派遣薬剤師は 派遣会社の社員なので収入は給与所得ですし 確定申告の必要はありません
ただ 時給単価は下がりやすい傾向があります
薬局は派遣会社に高額な手数料を支払わなければならないためです
また 薬剤師側も会社に手数料を支払わなければならないこともあるそうです
なのでフリーランスより時給単価が高くなることはほぼないと言えます
福利厚生
フリーランスには福利厚生はありませんが
派遣には 有給や手当など普通の会社と同じように福利厚生があります
フリーランスのメリット
時給が高い
紹介会社に依頼すれば時給3000円以上は保証されてます
薬局と直接契約の際は この額を交渉材料とすることができます
働き方を自分で決められる
働き方を自由に決めることができるというのは つまり スケジュールを拘束されず自由に生きられるということです
契約内容によりますが 単発案件や短期案件だけを受ければ
半年後も1年後も毎日仕事でこんな毎日が続くのか、、、涙
という拘束感や未来に対する絶望感はありません
長期間 お休みをとって 実家に帰ったり旅行に行ったりすることもできます
心と体を休めることもできます
適切な税金
仕事に関することは全て経費にできるので 税金をその分減らすことができます
そして 開業届を提出し 手続きをすれば確定申告時に青色申告を行えるので65万円分の控除でさらに節税できます
生きていく上で 適切な額の税金を納めることはとても大事なことです
無駄な時間なく薬剤師業務に集中できる
筆者は病院で 常勤としても 非常勤としても勤務経験がありますが
週に2回の朝礼や 会議など 無駄では?と思うような時間が多くありました
しかも就業時間外に行われるものです
共有事項はメールがあるし 掲示板もあります
わざわざ集まる時間があるなら 仕事を進めたい 患者さんのために時間使いたいと いつも思っていました
フリーランスになってからは一切その時間はなく 薬剤師業務だけをしていればいいのです
デメリット
収入は安定しない
働いた分だけが収入になります
仕事をしなければ収入は一切ありません
もし自分に合う案件がなければ仕事は一切ないのです
なので継続して仕事が欲しければ 長期契約の案件を探すか 薬局に自分を売り込み仕事をもらうか
ということになります
しかし 仕事を増やすことを依頼した場合 結果時給は下がる事にもなり得ます
昨今 薬剤師の時給3000円は平均以上の額で 長期的にこの額でも仕事を依頼したい薬局は少ないです
薬剤師不足の地方や 緊急募集なら時給3000円以上は多くなります
確定申告が面倒
確定申告をするメリットが大きいと思えなければ
恐らく苦でしかありません
はっきり言ってめんどくさいです
クレジットカード ローン NGになりがち
完全にフリーランスになった場合
クレジットカードやローンの審査は通りにくくなります
会社員としての安定したお給料がないと 社会的な信用がなくなってしまいがちです
フリーランスになると決めたら 会社員のうちにクレジットカードは作っておくことをお勧めします
フリーランス薬剤師に向いている人
フリーランスにはメリットデメリット様々ありますが
結局どのような人が向いているのか 筆者の見解はこれです
- 時間に自由に生きたい人
- 収入は働いた分だけであることを楽しめる人
- 会社員で副業したい人
- とにかく誠実に 真摯に仕事ができる人
- 税金・お金の知識を増やしたい人
以上参考になれば嬉しいです
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