【青色申告している現役フリーランス薬剤師が解説】フリーランス薬剤師が経費にしているもの

レシートを集める薬剤師ちゃん

フリーランスになったからレシートは取っておくようになったけど どれを経費にしていいのかなぁ

筆者

事業に関すること つまり薬剤師業に関係することは全て経費になるよ

レシートを集める薬剤師ちゃん

薬剤師業に関係すること??じゃあ休憩中のランチ代も経費にしていいの?

筆者

ランチ代は経費にし難いと思う。その理由も含めてワタシが経費にしているものを具体的に挙げていくよー!

開業届を出し フリーランス(個人事業主)になると 事業の為に使ったお金は経費として計上していくことになります

お給料をもらっていると 勝手に給与所得控除を適用してもらっていたと思います

給与所得者は自分で経費を計上できないですが

仕事の為に自分で使ってるお金がこれくらいあるでしょう というお国の気遣いから適用されています 

一方 フリーランスは自分自身で管理して計上し 全額控除にできます

フリーランス薬剤師にとっての経費はどのようなものがあるのか

筆者が経費にしているものを例に 勘定科目は何にしているかも併せて説明していきます

こんな方におすすめの記事
  • 何を経費にしていいのか全くわからない
  • 実際に確定申告している薬剤師が経費にしているものを知りたい
  • 経費にしてはいけないものを知りたい
  • 勘定科目を何にしたらいいのかわからない
目次

白衣・シューズ

フリーランスの場合 基本的に白衣は自分で用意することになります

大手薬局であれば制服が決まっていて支給されると思いますが

フリーランス契約を結ぶ薬局はほぼ個人経営の薬局なので 白衣ならなんでもいい と言われます

靴の履き替えを命じられることもあるので その際は シューズ代も経費にします

勘定科目:消耗品費

白衣のクリーニング代も経費にしよう

うっかり忘れがちですが 白衣クリーニング代も経費にします

稀にクリーニングに出してくれる薬局もありますが

基本的に自分のことは自分で全て行うのがフリーランス薬剤師です

勘定科目:雑費(他にも衛生費 クリーニング費 などでも良い)

交通費

基本的に交通費は薬局から支払われますが

稀に交通費が支給されない薬局もあります

その際はしっかり経費として計上しましょう

勘定科目:旅費交通費

交通費が支給される場合は 交通費を勘定科目:立替金として帳簿付けすることで 売上に含まれません

商談の際にかかった交通費も経費にしよう

商談の際 薬局で行うことが多いです

交通費がかかった場合は忘れずに経費にしましょう

勘定科目:旅費交通費

書籍代

フリーランス薬剤師を続けていく為には 自分自身で 勉強し続けていかなければなりません

勉強会に出席する機会もなかなか得られません

勉強の手段となるのは 書籍になります

また フリーランスに必要なお金・税の知識の書籍も経費とできるでしょう

事業に関する勉強代なら経費にできます

勘定科目:新聞図書費

PC代

調べ物をしたり 書類を作成したり 確定申告をしたり、、、

PCでなければできないことは多いです

フリーランスになるにあたって購入したPC代は経費です

ちなみに青色申告をするなら 30万円未満であればそのまま一括で計上できますが

青色申告をしなければ 10万円以上のものは 固定資産として計上し 減価償却費として毎年計上していかなければならい

という 初心者には難易度が上がってくるので 高額なPCには気をつけましょう

(30万円以上するPCなんてほぼない そもそもそんなスペック必要ない)

勘定科目:消耗品費

スマホは全てを経費にはできない

仕事中の調べ物や 薬局との連絡などするから スマホ代も全部経費だっっ

とは なりません

スマホはプライベートでよく使いますよね?

なので全額経費にすることはできません

事業用のスマホとして購入するなら全額経費となりますが 2台持ちは面倒です

仕事に使う割合が10%くらいなら スマホ代の10%を経費として計上できます

10万円のスマホなら1万円を経費にします

勘定科目:消耗品費

PCやスマホの使用料金、仕事分だけ経費に

インターネット料金に関しても スマホ代の経費と同じように

仕事に使った分だけ 経費にできます

PCは仕事でしか使わないなら 毎月の料金は全額経費として良いでしょう

スマホの場合は仕事で使用する割合だけ 経費にしましょう

勘定科目:通信費

家賃

筆者は 個人事業主になって 家賃を経費にできることに大きなメリットを感じました

この事実を知った時 フリーランスになってよかったと一番思えた瞬間でもありました

開業届を作成するとわかると思いますが

事務所所在地の記入欄があります

事務所を別に置かなければ 自宅が事務所になります

事務所は仕事に関するものを置いたり 作業したりします

なのでそのスペース分の家賃は経費にできるのです

筆者の場合 書籍を置いているスペースや 勉強するスペースなど

家賃の30%を経費にしています

筆者は自宅をこよなく愛しているので 大変ありがたく計上しています

勘定科目:地代家賃

勉強や作業する場所がカフェだったら カフェ代が経費

勉強や作業はカフェでする方もいると思います

その場合は そのカフェ代を経費として計上できます

ただし 家賃も 水道光熱費(後程説明あり)もしっかり経費にしているのに

カフェ代もガッツリ なんてことは

お国に怪しまれてしまいそうなので 注意しましょう

勘定科目:会議費(補助科目:作業場代 摘要:〇〇カフェ ▲店 など記入しておくと良い)

この場合、飲み物代のみ計上可のようです。あくまで場所代です。食は仕事に関わらず必要です。つまりこの記事の最初に述べた薬局勤務時のランチ代は経費にはなりません。

水道光熱費

自宅(事務所です)で作業をしたり 勉強したり

事業に関することをする時間は1日平均何時間ですか?

薬剤師業だと 実質仕事をしている時間は 薬局で勤務している時間になります

なので自宅での事業関係の時間は 主に勉強時間になると思います

例えば 平均して1日2時間勉強するなら 2時間分の水道光熱費は経費にできます

例えば 光熱費が12000円だったとすると

12000円❎2/24時間=1000円 これが経費です

経費はチリツモですので 面倒だと思っても 正しく計上していきましょう

勘定科目:水道光熱費

手土産代

商談で薬局長に会う際 手ぶらでいくのもなんとなく気が引けます

筆者は 必ずお菓子など買って持っていきます

また 本来勤務するはずの日にお休みをもらった場合の差し入れ

長期契約を結んでいる薬局には お休みをもらって旅行に行ったりした際はお土産

これらのお菓子 お土産代は 経費にしています

お土産代も必要ないと思う方もいるかと思いますが 全て気持ちでやっていることです

一緒に働く上でより良好な関係を築くきっかけになるかもしれません

フリーランスは、手土産の有無で仕事をもらえたり失ったりするようなことはないと思います。一番大事なことは、誠実に仕事をして薬局に貢献することです。

勘定科目:交際接待費(〇〇薬局になどの記載があった方が良い)

さいごに

上記 薬剤師業をする上で発生すると考えられるもの

網羅できたかなと思いますが

あくまで筆者が経費にしているものですので

自分で これは仕事の為だと明確に説明できるものであれば

自信を持って経費にすれば良いと思います

不安があれば税理士さんに相談することをお勧めします

参考になれば嬉しいです

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この記事を書いた人

アラサー
医療者
フリーランス
サレ妻
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愛に溢れた人でいっぱいの世界にしたいです!
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