模試結果はE判定、、、このままで合格できるのかなぁ涙
直前模試でE判定だった私でも合格できたんだから諦めないでー!
筆者は、薬剤師になって4年目のフリーランス薬剤師ですが、薬剤師免許持っていて本当に良かったと思う日々です。
(フリーランス薬剤師については別の記事に書いていますのでそちらもご参考にどうぞ^^)
忘れもしない2018年1月30日
本番まで1ヶ月切っている時点で模試の点数138点(E判定)という珍事件を起こした筆者は、
第103回薬剤師国家試験で255点で合格するという奇跡を起こしました。
- 国試の勉強がうまくいっていない
- 勉強しているが結果が出ていない
- 何から手をつけていいのかわからない
- 勉強の仕方がわからない
この記事は、うまくいかずに辛い状況にある方に最後まで諦めずに合格してほしいという想いを込めて、筆者の考え方や勉強法など書いています。
模試の結果は気にしない
まず、模試の結果は気にしないことです。
8月の模試の点数は、90点でした。
問題文に、知っている言葉が皆無というレベルで、全て勘で回答したので
逆に90点取れてすごいとか思ってました。
大袈裟でもなんでもありません。
8月は論文のための研究ばかりしていましたし、8月末にあった1回目の卒業試験の為に、過去問丸暗記という無意味なことしかしていませんでした。
卒業試験はそれほど甘くなく、再試になりました。(4回ほど再試になった末に合格しました)
9月に入り、予備校の出張授業を受けるようになって、その分かりやすさに感動し、ようやく理解しながらの勉強が始まりました。
予備校の授業を復習するだけで一杯一杯だったので、その授業で渡されたプリントを中心に勉強しました。
全体像を把握する
そして、勉強していく中で重要だと気づいたことが、全体像を把握するということでした。
それまでは、ある特定の大事な部分だけを必死に勉強して覚えることを覚えても、それが、なんという科目のなんという分野の何についてなのかを頭に入れずに勉強していたので、いまいちピンときておらず、試験での結果に繋がらなかったのです。
例えば、マクロライド系はタンパク質の合成を妨げて、細菌の増殖を抑える作用があるということを勉強している時に、
今は、科目は薬理で、感染症に作用する薬について勉強していて、その中のでも今は抗菌薬について見ていて、
抗菌薬には、セフェム系やリンコマイシン系、グリコペプチド系とかもあって、マクロライド系はその一つ他のものと比較しながら覚えていこう
といったように常に、大きな分野のことを考えながら勉強することで、理解が深く早くなりました。基礎問題は満点目指す
時期も時期なだけに、予備校の授業は難しい問題にも取り組むことがありました。
しかし私はまだ全ての分野を一周してもいなかったので、必須問題だけでも完璧にしないといけないと考え、講義で1回で理解できなかった問題は一旦無視しました。
その頃ひたすら取り組んでいたのが、薬ゼミの領域別既出問題集の必須問題と過去問5年分の必須問題をとにかく繰り返し解くことでした。
もちろん9科目全てです。
答えは1択ですし、難易度は低く、大して疲れずに勉強を続けられました。
1週間あれば、上記の全てを完璧に覚えるくらいまで仕上げることができました。
勉強の仕方としては、暗記プラス他の選択肢についての解説も読んで、青本の該当箇所も読んで理解することです。
難易度は低いので、すぐにわかるし、比較的簡単に達成感を味わえたのは良かったと思います。
継続のモチベーションになりました。
必須問題の配点は90点なので、一般問題で225点(65%が確実な合格ラインでした)ー90点=135点取れば合格できます。
9科目ある一般問題255点分を半分ちょっと正解すれば合格できるとわかり、これはイケる!と思いました。
その根拠は、一般問題の薬理(25点)、法規・制度・倫理(20点)は覚えれば点を取れるのでそこでしっかり45点取って、実務は常識でも取れる問題も多いし、あと90点は他の7科目の簡単な問題で落とさなければいいだけだと思ったことです。
苦手科目は捨てる
とにかく私には時間がなかったので、使う教材は絞りに絞り、
領域別既出問題集を解く⇨青本の該当箇所を理解しながら目を通す⇨薬ゼミの授業で配布された要点プリントを覚える⇨薬ゼミでもらった問題を解く
これだけを繰り返しました。
この作業を繰り返す中で、物理や化学で解説を読んでも青本を見ても理解できない問題が出てくるようになりました。
そういった問題は潔く諦めて無視しました。
難易度の高い問題はどの科目にも出てくるだろうし、出ても数点のことです。
その時の私にとって大事なのは、高得点を取ることではなく、合格することでした。
難しい問題に悩んで、頭と時間を使って、疲れ果ててモチベーションを下げることよりも、
同じくらい時間をかけて体系的に理解して確実に覚えて、正解する問題数を増やすことの方が、意味のあることでした。
合格基準を見る限り、一般問題の科目別の足切りはありません。
なので、苦手科目があって、その一般問題が0点でも合格できます。
わからない問題、分野は捨てる勇気が必須です。
捨て問題としては、漢方です。これは時間のない受験生に取っては、即捨てです。
覚えなければいけないことは果てしないのに、たった1点にしかなりません。即捨てです。
若干勉強は面白いですが、即捨てです。
過去問参考にしたところで、無意味です。即捨てです。
実際本番では、記憶にある漢方薬の名称は1文字も出てきませんでした。即捨てです。
アウトプットを繰り返す
がむしゃらに勉強、そして成績ほぼ最下位
11月に入る頃には、小さな成功体験の積み重ねにより、自信も出てきました。
何よりも、かなりの時間を勉強に費やしていまいしたし、あまりに必死で、気がついたら3日間経っていたということもありました。
(スマホを開かなかったというだけで、コタツの中で仮眠を取ったりはしています)
11月は2回目の卒業試験もありましたが、学校独自のものでとても難しく感じました。
成績は下から3番目でした。
悲惨な結果でしたが、その時の勉強法やしていることに自信がありましたし、まだ確実にものにできていないから今はこの結果でもしょうがないと思い、特に気になりませんでした。
4回目の再試験で卒試験は合格し、15人くらい選ばれていた補習コースは免れました
つまり校内での成績はアップしていたということです
少し自信もついてきましたところ、1月30日の最後の模擬試験での結果は138点と合格ラインから約90点かけ離れていました
さすがに心が折れそうになりました
そこで、教授にE判定だったということを伝えると
「あとは覚えるだけだろ?」
この言葉で、私は大丈夫だ、と思いました
今の勉強法は全体をみてしっかり理解ながら勉強しているから時間もかかる
暗記部分は繰り返し問題を解くうちに自然と頭に入ってくるから、あと1ヶ月弱あればいける
予備校の先生を捕まえる
それから、2週間ほどあった薬ゼミの講義の終了後、各科目の講師に模試の結果や現状を説明し何をすれば良いか相談しました
基本的には必須問題の演習と、講義で配布された問題を繰り返し解きなさい
とか、ここは捨てていいよとか、
残り1ヶ月で急激に伸びる学生はかなり多いよ
と多くの先生方はおしゃっていました
個別に講師に相談するとそれぞれにあった的確なアドバイスをくれるので、何か不安がある人はどんどん講師に話しかけてください!
私自信、自分のしていることに自信が持てましたし、その大事な時期に心を安定させることができました。
そして最後まで諦めなかった結果が合格でした
番外編
友人Aちゃんの場合
Aちゃんは1ヶ月前の模試で70点という珍事件を起こした結果、無事合格しました
それまでほとんど勉強していなかったそうです
模試も全くわからなかったと
本番までの1ヶ月とにかく時間がなかったので薬ゼミの要点集だけやったそうです
それだけしか開かなかったそうです
Aちゃんの場合、元々の高いポテンシャル、要領も人一倍良くて集中力も物凄かったのかもしれません
現在は都庁で衛生関係の仕事をしています
友人Bちゃんの場合
成績優秀、模試でもトップ成績で余裕で合格したBちゃん
いつも学校の自習室で勉強していました
勉強法を訊いてみると過去問中心に勉強していたとのこと
自宅で勉強するときは、教科書を寝っ転がって読むだけだったそうです
切り替え上手だったのかもしれません
現在薬局勤務しています
友人Cちゃん
成績経過としては、途中までは私より順調でした
しかし卒試も最後まで合格せず、国試も残念な結果となりました
Cちゃんの勉強法は、既出問題集の丸暗記でした
かなりの時間費やしていましたし、休み時間もずっと既出問題集を読んでいました
1年後に合格し、現在は薬局勤務です
息抜きも大事
筆者は、かなりの時間勉強に費やしていたと言っても、しっかり息抜きをしていました
毎日娯楽にもしっかり触れていました
私の場合、昼夜の食事中は録画していたドラマを観ていました
食事休憩は1時間くらい取っていたことになります
お風呂の中では音楽を流して大声で歌っていました
どんなに追い込まれた状況でも楽しむ何かが必要だと思っています
薬剤師免許、持っているだけで人生の選択肢が増えます
現状、辛い状況にある受験生の皆さんも絶対に諦めないで合格してほしいです
あと少しです!!!
コメント
コメント一覧 (2件)
私も現在同じ状態です
私も問題を解く方向に切り替えてみます
マヒロ様
開いておらず、大変遅くなってしまいましたが、コメントありがとうございました。
何かしらお役に立てたのならばとても嬉しく思います。