【病院薬剤師】大病院と中病院どっちがいい??あちこち経験した元病院薬剤師がメリットデメリットを解説

薬剤師ちゃん

病院薬剤師になりたいけど、やっぱり大病院の方がいいのかな

筆者

それは病院勤務に何を求めるかによると思うよ

薬剤師ちゃん

お給料、仕事内容に違いがあるの?

筆者

あるある!あとは人との出会いとか、、、

医療を学びたいという気持ちが強く 病院勤務を選ぶ方も多いと思います

就活の際 大病院にしようか 中病院にしようか

悩まれる方もいると思います

元病院薬剤師の筆者が考えるメリットデメリットを挙げてみました

こんな方におすすめの記事
  • 病院薬剤師に就職を考えている方
  • 大病院と中病院の違いを知りたい方
  • 実際の病院事情を知りたい方
  • 病院薬剤師に興味のある方
目次

大病院勤務のメリット

  • 箔が付く
  • 経歴になる
  • 教育制度がしっかりしている
  • 比較的就職しやすい
  • 同期が多い
  • 人との出会いの数が多い
  • 最新の医療を学べる

箔が付く

これは言葉の通り

箔が付きます

◯◯大学病院に勤務しています

すご!すご!すごーーーい

ってなります

大抵こうなります

知名度が高くて大きい病院であるほどこうなります

勤務してるだけで 自分の評価が勝手に上がります

経歴になる

転職する際 履歴書に

「◯◯大学病院薬剤部」

と書いてあるだけで 就職に有利になります

その人自身がどんなにポンコツ薬剤師でも

優秀な人材という評価をされます

筆者が就活中に教授にも「経歴になるよ」と言われました

大病院の面接の際は面接官に

「うちは本当に経歴になるから、ステップアップするための踏み台にして欲しいという思いもあります」

と言われました

教育制度がしっかりしている

規模が大きい分 新人の教育も組織化しないと

うまく回せません

教育もカリキュラムとスケジュールをしっかり立ててそれに沿って行われます

比較的就職しやすい

意外かもしれませんが

倍率はそこまで高くないです

なぜなら 採用人数が多いからです

また退職者も多いので 採用は都度行われていたり

難易度としては高くないイメージです

ただし 新卒を入れたがるの病院もあるので

募集要項は要チェックです

同期が多い

新卒採用の場合は特に言えることですが

同期が10人単位でできたりします

仕事をする上でスタートラインが同じ同期の存在はとても大きいものです

特に気の合う友人ができると

多少の辛いことは乗り越えられたり

楽しいことがより楽しくなったりします

人との出会いの数が多い

大規模病院だと薬剤師だけでも100人いる

なんてこともあります

また他の部署とも出会いもありますし

性格次第ではかなりの人と知り合いになれるのではないでしょうか

筆者は就活の際教授に言われたことが印象的です

「就職先は結婚相手を見つけるところだから大病院がいいよ」←

最新の医療を学べる

大病院では中小病院ではできない治療や

最先端の治療を行なっています

新人のうちは病棟担当までさせてもらえないと思いますが

担当を持てれば そういった最新医療に日常的に深く触れることになります

新人のうちでも新しい薬に触れたりとかはあると思います

大病院勤務のデメリット

  • とにかく仕事がハード
  • 年収が低い
  • 正社員採用が少ない
  • 全体を見るのが難しい

とにかく仕事がハード

大病院は仕事量が多いです

院内調剤の病院だと1日に処方箋枚数1000枚とか当たり前なので

調剤担当者は集中力を注ぎ

正確性・スピードを要求されます

他の業務でも基本的に量をこなすことが求められるので

とにかく忙しいです

筆者が就活していた時も

とにかく体力が必要だとよく言われていました

年収が低い

病院薬剤師といえば お給料が低いことで有名ですが

大病院だとその傾向は強くなりがちです

中規模病院より基本的に安くなります

例外として 母体が鉄道会社のような企業系だと年収は高いです

正社員採用が少ない

契約社員だったり 研修生扱いだったり

就活しても正社員になれないことは多いです

契約社員の場合は待遇の違いは少ないことが多いですが

研修生だと生活費にしかならないくらいのお給料しかもらえなかったりします

存分に勉強をしたいという方はお金よりも学びですので問題はないのかと思います

また 結婚相手を探しにいく場合でも退職しやすいので逆にいいのかもしれません←

全体を見るのが難しい

大病院だと 薬剤部全体をの流れだったり

薬剤師の仕事を全てを常に見られる状態ではありません

筆者が就活した大病院で言うと

新人の場合

3ヶ月間は調剤 次の3ヶ月は注射 次の3ヶ月は無菌調製室

など同じ仕事をやり続けるというスケジュールでした

1年目から色々な仕事をすることはなかなかできず

薬剤部の全体の流れは掴みにくいと思います

中病院勤務のメリット

  • 年収は大病院よりは高い
  • 比較的働きやすい
  • 1年目から色々な仕事ができる
  • 職場の空気は穏やか

年収は大病院よりは高い

大病院が低すぎるから というのが理由になるかもしれませんが

年収は大病院よりも高いことが多いです

筆者は初任給の良さにも惹かれて中病院に就職することを決めました

ボーナスも1年目からしっかりもらえました

比較的働きやすい

大病院の殺伐とした忙しさと比べると

割とゆっくり仕事ができることが多いです

もちろん 人手が足りないとか時期や病棟によっては忙しくなることは

結構あります

ですが殺伐とした空気になるというようなことはあまりないようです

筆者が見学したり実習した先でも先輩方が

「中規模病院は 働きやすい思う」

と言われていました

筆者は そこにも惹かれて中病院に就職を決めました

1年目から色々な仕事ができる

規模が小さい分

1年勤務すれば薬剤部の基本的な仕事は網羅できることが多いです

その薬剤部の方針に合わせて教育をしていくので

数ヶ月で病棟業務を開始したり

1年以内には当直業務も任せられたりします

筆者は 飽きっぽい性格でもあり 全体的に早く勉強したいという考えがあったので

中病院に就職を決めました

職場の空気は穏やか

もちろん空気を見出す人がいれば穏やかじゃなくなることもあります

ですが たかだか20人くらいの薬剤部内で

比較的年齢層にもばらつきがあるので

表面的だけだとしても空気は穏やかになりやすいです

中病院勤務のデメリット

  • 倍率が高くなりがち
  • 教育制度はグダグダになりがち
  • 先端医療は学びにくい
  • 年齢層は上がりがち
  • 同期はいないor少ない

倍率が高くなりがち

病院で勉強はしたいけど キツイのはちょっと、、、

という人に中病院は人気があります

立地や給与が良いとさらに人気が出ます

そして中病院は基本的に誰かが退職したりして空きが出ないと募集がありません

全く募集がない年もあります

なのでたまに募集があると倍率は上がりやすいです

教育制度はグダグダになりがち

基本的な業務の指導が終わったら

薬剤部のタイミングや状況に合わせて

新しいことを教えてもらえることが多いです

新人教育に大まかな流れはあっても状況によって変わりやすいです

先端医療は学びにくい

やはり難しい症例となると 大病院でしかできないことも多いです

そのため中病院で先端医療に触れるということはなかなかできません

年齢層が上がりがち

居心地のいい職場だと止める人は少ないです

病院によっては年齢層が高めになることもあります

年齢層高め(40−50代中心)となると

働き方改革前の会社に尽くしてなんぼの精神が根強く残ってる人もいますし

働かないおじさんおばさんがいる可能性もあります

※全てがそういう人というわけでは一切ありません

同期がいないor少ない

採用されるのが1人であることも多いので

同期がいないことは多いです

辛いことを話せる仲間がいないですが

逆に同期がいない方が楽だという人にとってはメリットとも言えます

まとめ

大病院 中病院と違いは多々ありますが

病院に就職するするということは、生活が仕事中心になってしまう場合が多いです

現段階の人生において、自分が1番求めているものは何かが明確であれば

選択しやすいかと思います

以上 参考になれば幸いです!

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この記事を書いた人

アラサー
医療者
フリーランス
サレ妻
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愛に溢れた人でいっぱいの世界にしたいです!
私の経験が誰かの役に立てばいいなと思って更新しています!

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